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小説一話

これは一人の少年の悲しくも心暖まる話

ある秋の日

少年はいつも高校もいかずただふらふらし過ごしている
何もせず朝に制服に着替えて誰もいない家から出てき夕方にふらふらと戻っていく
少年の親は小さい頃に亡くし妹と二人暮しだったが
その妹も事故で亡くし一人きりだった
友達はいるが高校にいったときしか相手にしない
つまらない・・・・
そんな感情しか少年にはなかった

はぁ・・・つまらないな

いつものように玄関を出て高台にむかっていく
そこは街全体を見下ろせる唯一の場所でほぼ毎日そこに行き
ぼーっと過ごしている
しかし今日は少し違ったことがあった
いつものベンチに女性が座っている
歳は同じくらい、または上だ
少年はそれでもあたかも少女がいないように普通にベンチに座りぼーっとする
すると隣に座っている子が話してくる

あの・・・なんですか?

別に・・・ここは俺の好きな場所なだけだし、
お前こそなんだよ

そっけない返事を返し少女は黙ってしまう
困らせるためにあぁ言った訳じゃない
それが少年にとって普通であり、素の自分だったからだ

ごめんなさい・・・

いいよ、謝るなよ
悪いことしてないだろ

顔は街を眺めたまま、返事をする
少年には感情を表に出さないし出そうともしない

お前、なんて名前だよ

え・・・?私?

天然なのかわざとなのか分からないがぼけまくりだった

私は・・・棗、あなたはなんて名前?

好きなように呼んでくれ

ちゃんと言ってよ、私は名前言ったんだし・・・

しかし少年は棗の事を見ずただ街を眺める
別に嫌いなわけじゃない

ねぇ!返事してよ!

悠・・・

ぽつりと呟く、言いたくなかった、なんて感情はなかった

俺は・・・如月悠

ゆうって言うんだ・・・なんで悠はここにくるの・・・?

少し沈痛な顔を見せ、話そうとしたが理由はきけなかった

いいたくないならいいよ

・・・なんで聞きたいんだ?

感情を絶対表に出さない悠に苛立ちを覚えていく棗

そりゃ聞きたいよ・・・だめかな?

・・・大事な人やかけがいのない人が死んだらお前はどうする?

その言葉を聞き、はっとしてうつむく棗だった、なんて言葉をかけよう
わからないからだ

・・・ごめんなさい・・・嫌な事思い出しちゃったね・・・

ぽろぽろと涙が零れていく棗であった
しかし悠は声をかけようとはしない、自分のために泣ける人がいるんだな
そう思っていた

無常にも時間は流れていく、止まりはしない、棗の涙も同時に止まらない

・・・ほら、これで拭けよ、いつまでも泣くな

モノクロのハンカチを差し出す、しかし顔を向けようとはしなかった

・・・ちゃんと顔向けてよ、こっち向いてよ

んだよ、泣き顔見たくないのがわからんのか

本当に鈍感なんだと実感する悠だった
しかしそんな棗にひかれつつあった

まぁ、日も暮れてきたし俺は帰るわ

そう言うと制服をはおい帰っていく
その後ろ姿が淋しく見えたのも感じていた棗だった

あ・・・ハンカチ返してない

そう気が付いたがすでに悠の姿はなかった
# by gotou91 | 2005-09-04 22:00 | 俺の仕事関係=小説

なんか思いついたから書いてみた

剣と魔法とガトリング・・・・ユメ=サイオンの場合
(俺が勝手に書いたから会話重視っぽい)
あくまでユメ以外のキャラは妄想で書いた!

プロローグ
自己紹介

こんにちわ、私はユメ=サイオンと言うものです
みんなからはユメやサイちゃんなどと呼ばれています。
今日は皆さんに私がなんであの・・・えっと・・・あ、あの人
え~っと・・・な、名前・・・なんだっけ・・・・・・・・ふぇ・・・・
――10分後――
う~ん・・・・・・・・・・
と、とにかくローノさんとエーノさん持ってる人達とどう出会ったかの
いきさつをお話しようよ思います。

一章 どたばたな出会い?

私はユメ=サイオンちょっぴり薄幸な剣士です
え?なんで薄幸なのかって?
そう焦らずにいまお話しますから。

ここは街道・・・単なる並木道
少し大きめの剣とバッグを持った少女が歩いている。
「いい天気ですねぇ・・・何も無くて平和でのんびりできて・・・」
そう思いながらてくてくと歩いていると、
これまたお約束の展開が出る
「おいそこのねえちゃん止まりな」
俗に言う強盗、追いはぎ、浮浪者、犯罪者、社会のゴミ・・・etc
「はい?なんでしょうか?」
ざっと10人ほどがそこらにいてユメを囲んでいる。
「俺たちゃツヂゴートーって言う強盗集団なんだが・・・」
「はぁ・・・それで何か御用で?」
しかしこの程度の強盗共の単語なんてせーぜー100を超えないくらいだ。
「あんたのその剣がほしくてねぇ・・・俺たちにくれないか?」
「それはだめですねぇ、これは大事な物ですから」
そういう会話が展開される、
「だから俺たちゃツヂゴートーって言う強盗集団で・・・」
「それで何か御用ですか?」
このような会話が延々と30往復はしている・・・
しかし痺れを切らしたか手下の一人がその剣を持とうとする
「へぇ・・・でけえ剣だな・・・少し見せてもらうぜ」
「あ!だめです!」
手下Aが剣を持ちあげようとした瞬間・・・
ズドン!!
「な、なんつう重さだ・・・」
見た目より重く、そのせいで地面を陥没させてしまう。
「だから言ったのに・・・危ないですよ」
そういうとユメはひょいと剣を持ち上げ鞘にしまい込む、
それを見ていたツヂゴートの集団は少したじろいてしまう。
「おやびん・・・もしかしてこの子すげえ強いんじゃ・・・?」
「う・・・しかたねぇ・・・てめえら身包み剥いじまえ!」
リーダーが命令を出しユメに襲いかける・・・・
が!
ここで我らがヒーロー(?)主人公参上!
「てめえらそこまでだ!」
といっても話しているのは剣である。
「そんな可愛い子を毒牙にかけるつもりだな!」
こっちは銃のほう
『我らが成敗してくれる!』
「あんまり無茶はしないでねぇ」
私の第一印象は・・・なんて間抜けな顔なんだろうでした。
それでもやっぱり主人公!強盗集団を一網打尽にしている!
流石!イカスー!
なんて言うお世辞が出るわけも無くただ振り回されているだけである。
しかし腐っても主人公、あっという間に戦闘は終わってしまう。
戦闘終了後・・・2人の仲間らしき人がやってくる
「ちょっとローノにエーノ!また人を殴ったりして!だめじゃない!」
「そうですよ・・・あーあ・・・またこんなにやっちゃって」
と2人が言いたい事を言った後かなり後ろからもう一人やってくる
「はぁ・・・はぁ・・・お前ら・・・速すぎ・・・」
肩で息をしている・・・体力のかけらさえ見られない。
そう4人が会話している中
ユメは道沿いの木の下でスースーと寝息をたてていた。
本当は途中主人公が現れたときからすでに木の下で寝ていたのだぁ!
なんという根性!度胸!無謀さ!
「ふぅ・・・体力戻ってきた・・・」
「本当にてめえは体力ねえなぁ・・・俺のみたいになれよ」
ローノが言い放つが・・・
「お前は・・・あいつに背負ってもらってるだけだろうが・・・」
「んだとゴラァ!」
そう騒がしいPTをよそにユメは寝続けるのであった・・・
――30分後――
「ふわぁ・・・・・うみゅ~・・・・」
少し暖かかったせいか熟睡してしまうユメであった。
「よく寝たなぁ・・・よし!出発、出発」
マイペースさ全開で歩いていく・・・・・・・
と思ったろう読者諸君、しかし目の前には間抜け面した我らが主人公が
「あ、おきた?よく寝てたねぇ」
よくよく見るとユメの後ろの木を中心に4人がいるじゃあないか。
あらら?この人たちは誰でしょうか・・・・?
「あの・・・あなたたちは・・・・」
そうユメが言おうとしたがエーノとローノ、主人公の喧嘩が始まる
「おい、てめえ何勝手に日に出てるんだ!」
「僕らはデリケートなんだよ」
銃と剣が喋っている・・・なんで?どうして?そう考えるのが
普通の常人の一般的な考えだがユメは違う・・・
「わぁ・・・剣が喋ってる・・・ちょっと持たせて~」
そういうと勝手に剣を背中の鞘から抜き出す
「あ!危ないですよ!」
「なんだてめえ切り殺された・・・うぉ!?」
ユメから見ればただの大剣、ちょっぴり小さめと言う考えらしい。
「しゃべりません・・・?どうしてですか?」
「お、俺を持てるやつがまだいたのか・・・おい、あ~、え~っと・・・」
ローノでさえ主人公の名前を知らない
「この子を連れていかないか・・・だろ兄貴」
「そうそう流石俺の弟」
ローノにエーノの会話をユメは聞き漏らさなかった。
「やっぱり喋りましたね・・・・面白い剣だこと・・・本当これほしい・・・」
そうぶつぶつと呟くのを聞いているシフォン
「あ、やめたほうがいいよ、こいつらバカで暴れまくるから」
「でも持っていってもらっても別に困らないけどねぇ」
エクレアも横から会話に入り込む。
後ろでさきほど体力をなくしたデニッシュは・・・
寝ている。
「でもいいなぁ・・・これもらっていい?」
ローノが切れる。
「これとかいってるんじゃねえ!このバカ野郎!」
この言葉・・・『バカ』がのちにローノに地獄を見せたとかそうでないとか・・・
「むー」
ユメは拗ねた。
そのとき後ろから強盗の集団がまたやってくる。
「おいおいここは俺たちのしまだぞ!さっさとどけてもらおうか」
リーダー格・・・はぁ・・・このあほ共をぶっ倒したい・・・そうローノが思っていると・・・
「そこの獣人のねえちゃんよぉ!何シカトこいてんだゴラァ!」
「はい?」
ユメにとってこいつらは空気以下の存在らしい。
「はい?じゃねえよバカが!」
ぷっつん
緊急事態!緊急事態!各員至急避難せよ!
みたいな・・・ことを言っても過言ではない、
ユメのスイッチが切り替わったのである。
「いま・・・なんていった?」
「バカか?こいつ」
・・・こいつバカって言いましたね・・・言いましたね・・・
「言いましたね!」
首が三本ある黄金の竜よろしく暴れ狂うユメ
この集団は二度と世間に顔向けできないだろう・・・
合唱。
「ふぅ・・・あら?皆さんどうかしましたか?」
4人(+α2)は固まっている。
「また・・・変人が増えた・・・」
シフォンのストレスの原因が増えたのは過言ではない・・・
――1時間後――
ユメとその4人は並んで歩いていったという・・・

エピローグ

どうでしたか?分かりましたか?
こういうことで私が・・・あの人、え~っと・・・・あ、あれ
あの、う~ん
――10分後――
間抜けさんと一緒に旅をすることになったのです、
正直苦労が絶えません・・・おもしろいですけど
これで私が一緒にたびをしてるりゆうが分かりましたね?
分からない?文が分かりにくい?理由がない?
バカ?
言いましたね・・・・


よく一時間でここまで書けたものだ・・・・
# by gotou91 | 2005-04-03 22:44 | 俺の仕事関係=小説

SMG 世界設定

世界設定。

それは遙かな古代、人々は常に魔法と言う不可思議と身近なところで生きてきた。
人々はその力を畏れながらも、徐々にその力を操作する術を編み出しながら進歩していった。
そして、いつしか人の科学は魔法を完全に凌駕していた。
全ての事象が論理と実験により証明され、人の科学は絶頂を迎えていた。
人々はザ・ワン<たった一つの大陸>に住まい、自らが生み出した科学、という力を誇りながら生きてきていた。
そして、ついに彼らは魔法と科学、その双方がもっとも得意とするところのみを純粋により合わせた人類の英知の化身、意志を持つ器物、現在で言うところの古代兵器を生み出した。
彼らは人の良き友となり、最強の刃となり、彼らの生活を支えていった。
そんなある日のこと、突如として彼らが反乱を起こす。
自らのみではその力を発揮できない彼らは自らを操るため、人の姿をした異形、フラグメントを作り出した。
そして、人類文明を攻撃、彼らの圧倒的な破壊力は、瞬く間に人類を追いつめていった。
追いつめられた人類は、それでも少しずつ戦力を集め、ついに全世界一斉に蜂起、フラグメント達に最終決戦を挑む。
開戦当時は、あっさりと制圧できるだろうと考えていたフラグメント達であったが、彼らの中でも最大級の力を持った最強七兵器が人類に味方するようになったことで、形勢は傾き始める。
激しい戦いは、幾年月を迎え、大陸そのものを千々に砕きながらも終演へと向かっていった。
他の六兵器が砕け散り、唯一残った最後の刃が全てのフラグメント達の行動を制御する始祖を破壊、全てのフラグメントは自壊し、人類はすんでの所で滅亡を免れた。
しかし最後の刃もその戦いにおいて砕け散り、数あった古代兵器は全てその姿を消してしまった。
それから再び幾年月が流れ、人々の生き残りはちりぢりになった大陸の各所で再び生活を始め、徐々に過去の大戦の記憶が薄れていった。
そして人々は再び魔法を友として生き、時々発掘される古代兵器も、全く理屈のわからない謎の物体という認識しかされてはいなかった。
しかし、ある時古代兵器を発動させてしまった国そのものが消滅する、という大事件を受け、古代兵器の危険性、そして、その大きな戦力が人々に注目されるようになり、古代兵器の発掘を職とする物さえ現れるようになった。

この物語は、世界最大の大陸、アインスラインにて突如発掘された、とある古代遺跡から始まる・・・
# by gotou91 | 2005-03-12 16:02 | 俺の仕事関係=小説